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皇室関係の用語辞典

天皇・皇室に関する歴史的・現代的な種々の用語をわかりやすく解説していきます。


 海の日 --- うみのひ

 「海の日」は、平成7年(1995)「国民の祝日」に制定された。「国民の祝日に関する法律」に「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と  [続き・・・]


 盂蘭盆会 --- うらぼんえ

 お盆の旧暦7月15日は、元来大正月・小正月と照応する、1年の後半初頭に行うタマまつりの日であったと考えられている。しかし、それがお盆と呼ばれるのは  [続き・・・]


 大祓 --- おおはらい

 宮中では、日本全体の罪・穢れを祓い清める「大祓」が、毎年6月と12月の晦日(30日)に執り行われる。これには、掌典長はじめ掌典職が奉仕する。  大  [続き・・・]


 賢所御神楽の儀 --- かしこどころみかぐらのぎ

 賢所には、皇祖神であり全国民の総氏神とも仰がれる天照大神が祀られている。毎年12月中旬(ほとんど15日)、天照大神が1年にわたり国家・国民をお護り  [続き・・・]


 神嘗祭 --- かんなめさい

 神嘗祭は毎年10月、伊勢の神宮において、その年の新穀を皇祖・天照大神に捧げる収穫祭である。年間約1500回におよぶ神宮の祭儀の中で最大の重儀であり  [続き・・・]


 宮中歌会始 --- きゅうちゅううたかいはじめ

 明治初年から恒例となった宮中正月行事の一つ。天皇陛下の御製、皇后陛下の御歌をはじめ、成年皇族方の御歌、および召人・選者の歌や一般詠進者の預選歌(入  [続き・・・]


 建国記念の日 --- けんこくきねんのひ

 「建国記念の日」(2月11日)は、「国民の祝日に関する法律」(以下「祝日法」)により、「建国をしのび、国を愛する心を養う」と定められている。  明  [続き・・・]


 元号の選定手続 --- げんごうのせんていてつづき

昭和54年(1979)6月の元号法公布・施行を受け、当時の大平正芳内閣が国会審議中の質疑応答も踏まえて作成し、同年10月23日「閣議報告」として公表  [続き・・・]


 元号法 --- げんごうほう

昭和54年(1979)6月に公布・施行された元号に関する法律。昭和21年(1946)の旧皇室典範の廃止により、元号の法的根拠が喪失した際、代わりに「  [続き・・・]


 皇后陛下の御養蚕 --- こうごうへいかのごようさん

 宮中の御養蚕は、明治以降の皇后陛下により継承され、皇居内の紅葉山御養蚕所で行われている。皇后陛下は、通常、4月末から6月末までの約2ヶ月間にわたり  [続き・・・]


 皇后(皇太后・太皇太后) --- こうごう(こうたいごう・たいこうたいごう)

 「皇后」は天皇の嫡妻である。『古事記』によれば、複数の「后」(きさき)のうち、嫡妻を「大后」(おおきさき)と記している。それが7世紀代から「皇后」  [続き・・・]


 皇室会議 --- こうしつかいぎ

皇室の重要事項を審議・議決する機関。主に昭和22年(1947)制定の(戦後)『皇室典範』第五章「皇室会議」(第28条~第37条)に依拠しており、成年  [続き・・・]


 講書始 --- こうしょはじめ

 「講書始」は、正月の宮中恒例行事の一つである。人文科学・社会科学・自然科学の三分野から学界の第一人者が3名選ばれ、皇居宮殿「松の間」において、各1  [続き・・・]


 皇族会議 --- こうぞくかいぎ

皇室に関する重要事項について勅命により召集される議決機関。明治22年(1889)制定の(明治)『皇室典範』及び明治40年(1907)制定の『皇族会議  [続き・・・]


 皇太子 --- こうたいし

天皇の地位を継ぐ「皇嗣」(こうし)である皇子の呼称。「ひつぎのみこ」と訓む。あるいはその居所にちなみ「東宮」とも言う。「皇太子」は中国皇帝の嫡子の呼  [続き・・・]


 皇太子御成婚 --- こうたいしごせいこん

 皇太子徳仁親王(今上陛下)の御成婚は、平成5年(1993)の6月9日に行われた。その婚儀は、皇太子明仁親王(上皇陛下)の時(昭和34年)と同様、明  [続き・・・]


 皇太弟 --- こうたいてい

天皇の地位を継ぐべき皇子として、天皇の弟が選ばれた場合の呼称。明治以前には皇位継承者が現天皇の皇子・皇孫に限られていなかった。その場合も多く「皇太子  [続き・・・]


 こどもの日(5月5日) --- こどものひ

 「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」(「国民の祝日に関する法律」(以下、「祝日法」)による)。  5月5日は、古来  [続き・・・]


 三勅祭 --- さんちょくさい

 勅祭とは、天皇陛下の思し召しにより勅使が差遣され奉幣が行われる祭祀である。数多い勅祭のうち、戦後(現在)は、賀茂別雷神社(上賀茂神社)・賀茂御祖神  [続き・・・]


 四方拝 --- しほうはい

平安初期の嵯峨天皇朝に始まった元旦の四方拝と、その曾孫の宇多天皇が始められた毎朝の四方拝がある。前者は元日早朝、清涼殿東庭に降りて畳敷の御座から、天  [続き・・・]


 旬祭 --- しゅんさい

 「旬祭」は、毎月の1日・11日・21日に宮中三殿で行われる祭である。この名称は明治5年(1872)に定められ、翌年(1873)以来の次第が今も基本  [続き・・・]


 昭和天皇祭 --- しょうわてんのうさい

 昭和天皇が昭和64年(1989)1月7日に崩御され、平成2年(1990)に一周年祭が営まれた後、毎年1月7日、皇霊殿および武蔵野陵で執り行われてい  [続き・・・]


 昭和の日(4月29日) --- しょうわのひ

 昭和天皇がお生れになった日。「国民の祝日に関する法律」(以下「祝日法」)によれば、「激動の日々を経て復興を遂げた昭和の日々を顧み、国の将来に思いを  [続き・・・]


 親任式と認証官任命式 --- しんにんしきとにんしょうかんにんめいしき

 親任式は、天皇陛下が内閣総理大臣(首相)と最高裁判所長官を任命される儀式である。首相は、皇居宮殿の「松の間」において、前任首相と衆参両院議長の立会  [続き・・・]


 信任状捧呈式 --- しんにんじょうほうていしき

 新任の外国大使が自国の元首から託された信任状を、天皇陛下に捧呈する儀式。日本の元首に相当するのは天皇であることが世界中の国々から公認されている。そ  [続き・・・]


 新年祝賀の儀 --- しんねんしゅくがのぎ

 新年祝賀の儀は、日本国憲法第7条に天皇の国事行為として定められている「儀式を行ふこと」として元日に実施される。昭和28年(1953)に戦前の「新年  [続き・・・]


 神武天皇祭(4月3日) --- じんむてんのうさい

 神武天皇の崩御を追悼する祭である。崩御相当日(旧暦:3月11日、新暦:4月3日)に、宮中三殿の皇霊殿で行われる。  当日の朝、皇霊殿に御饌が供えら  [続き・・・]


 生物学御研究所 --- せいぶつがくごけんきゅうじょ

 昭和3年(1928)、皇居吹上御苑の東南に設けられた昭和天皇の研究施設(略称「生研」)。鉄筋(一部木造)2階建ての本館(1420㎡)と、標本を納め  [続き・・・]


 仙洞御所 --- せんとうごしょ

仙洞とは仙人の住処を意味し、転じて譲位した天皇(太上天皇、上皇)の御所の呼称となった。中世には多く京内・内裏の近くに設けられた。 現在、仙洞御所と呼  [続き・・・]


 全国戦没者追悼式 --- ぜんこくせんぼつしゃついとうしき

 全国戦没者追悼式は、毎年8月15日に日本武道館で行なわれる、戦没者を追悼して平和を祈念する政府主催の式典である。当日、天皇陛下は皇后陛下と共に臨席  [続き・・・]


 全国豊かな海づくり大会 --- ぜんこくゆたかなうみづくりたいかい

 「全国豊かな海づくり大会」(以下、「海づくり大会」)は、水産資源を保護・管理し、海や湖沼・河川の環境を保全することの大切さを訴え、「つくり育てる漁  [続き・・・]


 大正天皇例祭 --- たいしょうてんのうれいさい

 大正天皇例祭は、大正天皇の崩御相当日(12月25日)に皇霊殿で行われる小祭である。  明治41年(1908)公布の「皇室祭祀令」によれば、「先帝以  [続き・・・]


 太上天皇(上皇) --- だいじょうてんのう・だじょうてんのう(じょうこう)

 皇位を退かれた天皇を「太上天皇」と尊称する。8世紀初めの「大宝(養老)律令」儀制令に「太上天皇、譲位の帝に称する所」と定められ、『続日本紀』は大宝  [続き・・・]


 天皇 --- てんのう

「天皇」という称号は、古く中国の『史記』などにみえるが、天子・皇帝ではなく、宇宙の最高神を意味した。わが国では、5・6世紀ころまで「大王」(おおきみ  [続き・・・]


 天皇誕生日 --- てんのうたんじょうび

 今上陛下の御誕生日を奉祝する「国民の祝日」の一つである。昭和35年(1960)に誕生された徳仁親王が一昨年(2019)5月1日に践祚=即位されてか  [続き・・・]


 天皇・皇太子の成年と成年式 --- てんのう・こうたいしのせいねんとせいねんしき

 明治の旧皇室典範でも戦後の新皇室典範でも、天皇と皇太子の「成年」は満「十八年」と定められている。また明治42年(1909)公布の「皇室成年式令」で  [続き・・・]


 東京オリンピックと「体育の日」 --- とうきょうおりんぴっくとたいいくのひ

 昭和39年(1964)、世界中94か国の参加を得て、アジアで初めての東京オリンピックが開催された。その際、昭和天皇は大会の名誉総裁として、10月1  [続き・・・]


 新嘗祭 --- にいなめさい

 新嘗祭(にいなめさい)は、毎年11月23から24日にわたり、天皇陛下によって行われる収穫祭であり、宮中最大の重儀である。豊穣を祈願する2月の祈年祭  [続き・・・]


 明治天皇例祭 --- めいじてんのうれいさい

 明治天皇例祭は、明治天皇の崩御された7月30日に、皇霊殿で執り行われる。平年の例祭は小祭であるが、他の小祭と異なり、天皇陛下と皇太子殿下の御拝礼だ  [続き・・・]


 山の日 --- やまのひ

 「山の日」は8月11日である(ただ令和2年に限り、予定された東京オリンピックの関係で10日に移動されている)。この祝日は、平成26年(2014)、  [続き・・・]


 「立皇嗣の礼」と「壺切の御剣」 --- りっこうしのれいとつぼきりのぎょけん

「立皇嗣の礼」  「皇嗣」とは天皇の継嗣(あとつぎ)である。たとえば、『続日本紀』天平宝字元年(七五七)四月四日条に「天皇(孝謙女帝)、群臣に問ひて  [続き・・・]


 立太子礼 --- りったいしれい

皇太子を立てるため、それを勅した天皇より詔が出された。平安時代初期の『貞観儀式』に立太子礼の項があり、紫宸殿の前庭に親王以下百官が参列し、その前で立  [続き・・・]


 臨時代行 --- りんじだいこう

『日本国憲法』第4条第2項及び昭和39年(1964)施行の「国事行為の臨時代行に関する法律」(全6条)の規定に基づく職務。天皇の精神若しくは身体の疾  [続き・・・]