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旬祭

しゅんさい

 「旬祭」は、毎月の1日・11日・21日に宮中三殿で行われる祭である。この名称は明治5年(1872)に定められ、翌年(1873)以来の次第が今も基本的に受け継がれている。
 毎月3回のうち、1日の旬祭は、直衣(のうし)を着けられた天皇ご自身が、午前8時から三殿を巡拝される(ただ正月元日は四方拝と歳旦祭)。11日と21日の旬祭は、侍従が代拝し、天皇・皇后両陛下は御所で慎まれる。
 高齢化により、昭和天皇の晩年、および平成の天皇も平成21年(2009)から、1日の旬祭に出御されたのは、5月と10月のみである。まだお若い今上陛下(60歳)は、昨年の践祚以来、原則として毎月1日の旬祭に親拝しておられる。

(G)